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【フェムテックプレス編集部】
2023年5月のフェムテック・フェムケアに関する
プレスリリースを集計・業界動向を調査。

フェムテックプレス編集部

2023.06.12 16:00

2023年5月のフェムテック・フェムケアの掲載数は、先月と比べて12本減の85件。
カテゴリ別月間掲載数は「アイテム」、登録キーワードは「妊活」「吸水ショーツ」「福利厚生」「美容」が目立ち、今月は全体的にアイテム関連のプレスリリース数が多かった印象です。

フェムテック専門のプレスリリース&企業情報サイト「フェムテックプレス」では、2023年5月に掲載したフェムテック・フェムケアについてのプレスリリースを集計。掲載総数やカテゴリ掲載数、注目キーワード、アクセス数ランキングを中心に、国内の参入企業の現状や動向について調査結果をまとめました。

■集計概要
プレスリリース配信サービス5社から、フェムテック・フェムケアに関するプレスリリースを選択し掲載。掲載プレスリリース数を集計。
集計期間:5月1日~5月31日
掲載プレス元:PR TIMES/@Press/バリュープレス/共同通信PRwire/ドリームニュース/Femtech Press(フェムテックプレス)への直接掲載依頼分

フェムテック・フェムケアの掲載数は先月と比べて12本減の85件。

2023年5月に掲載したフェムテック・フェムケアに関連するプレスリリース数は、4月と比較して、12本減の85件でした。今月はGW中にプレスリリースの配信がなかったことから、先月と比べて掲載数が減少したと考えられます。

プレスリリースに紐づけされた「登録キーワード」から検証。
「妊活」を中心に「福利厚生」「吸水ショーツ」「美容」などの“女性の健康”に関するワードが上昇。

※1位フェムテック/femtech、2位フェムケアは除外しています。

キーワードの登録数をみると、「妊活」ワードが上位にあり、アイテム関連記事に続いて、妊活を含めた女性の健康に関わる福利厚生制度の記事も目立ちました。ここ数年、「妊活」や「卵活」というワードが一般化してきていることで、妊活支援を福利厚生として導入した企業や自治体が増えてきたことが分かります。
女性が長く働き続けられる環境を整えることが、経営にとっても重要な課題として捉えられはじめた結果ともいえるでしょう。

プレスリリース数に紐づけされた「カテゴリ」から検証。
先月と比べ「アイテム」が12本増。

4月と比較して、カテゴリのなかでは「アイテム」の掲載数が伸びました。登録キーワード上位の「吸水ショーツ」関連の記事をはじめ、デリケートゾーンケア商品や女性の健康をサポートする美容ケア商品など多岐に渡りました。

プレスリリースの「アクセス数」から検証。
「MEGUMIが福岡の美を検証!トークライブ&最新美容展示会」記事がトップに。

【アクセスランキング】

■1位:イベント
【4/18チケット発売開始のお知らせ】2023/5/20(土)MEGUMIが語る男性美容ディナートークショー・2023/5/21(日)MEGUMIが福岡の美を検証!トークライブ&最新美容展示会
https://femtechpress.jp/9803/

■2位:アイテム
\女子芸大生がプロデュース/
「“女の子の未来を守る”プロジェクト」が1月25日より 中西ゴム工業(株)とコラボで新商品の販売を開始!
https://femtechpress.jp/7758/

■3位:経営情報
薬正堂(すこやか薬局)は、女性のパフォーマンス向上を目的にフェムテック「わたしの温度」を導入
https://femtechpress.jp/9589/

■4位:アイテム
性に悩む全ての女性にポジティブな“性の自由”を提案 セルフラブ ブランド『aib』(アイブ)誕生
https://femtechpress.jp/9941/

■5位:その他
骨盤底筋専用マシーンEMPELVI (エムペルヴィ)無料体験開始!イオンレイクタウンkazeのフェムテック専門ポップアップショップ「byAsu」にて4月1日~
※2022年11月閉店※
https://femtechpress.jp/4134/

フェムテックプレス 5月を振り返って

5月に配信されたプレスリリースを紐解いてみると、「強み」「独自性」を生かした協業や共創、商品プロデュースといった共通ワードが見えてきました。
たとえば、妊活をサポートしているロート製薬とファミワンによる「卵活」啓発での協業、フェミニンケアの小林製薬と吸水ショーツブランドのBe-A Japanによる、吸水ショーツの「経血悩み」のサポートケア。化粧品メーカーのポーラは、女性活躍や女性の健康経営に取り組みたい12社の企業と共創し、働く女性の健康課題を考える異業種合同参加型プロジェクト「タブーを自由にラボ」を始動しました。
また、MEGUMIさん、長谷川ミラさん、ともさかりえさんをはじめ、YouTuberやデザイナーといった著名人による、フェムケアアイテムのプロデュースやアンバサダーとして登場するといった記事も目立っていました。
一方で、キーワードの登録数からもわかるように、従業員の声に耳を傾け、本当に必要としている健康サポートが届くよう、独自の福利厚生を導入する企業も増えています。

同サイトでは、プレスリリース掲載本数に増減はあるものの、企業からの情報発信や著名人による活動を通じて、フェムテックという言葉も含め、健康課題への解決や取り組みのひとつとして活用されていること、微増ながらも着実に浸透していることなど読み取ることができました。
「フェムテック市場」のさらなる活性化を目指し、引き続きプレスリリースから業界動向を分析していきます。

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