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【フェムテックプレス編集部】
2023年6月のフェムテック・フェムケアに関する
プレスリリースを集計・業界動向を調査

フェムテックプレス編集部

2023.07.10 16:00

2023年6月のフェムテック・フェムケアの掲載数は、先月と同じ85件。
カテゴリ別月間掲載数は「アイテム」、登録キーワードは「吸水ショーツ」「生理」「ヘルスケア」「美容」が目立ちました。

フェムテック専門のプレスリリース&企業情報サイト「フェムテックプレス」では、2023年6月に掲載したフェムテック・フェムケアについてのプレスリリースを集計。掲載総数やカテゴリ掲載数、注目キーワード、アクセス数ランキングを中心に、国内の参入企業の現状や動向について調査結果をまとめました。

■集計概要
プレスリリース配信サービス5社から、フェムテック・フェムケアに関するプレスリリースを選択し掲載。掲載プレスリリース数を集計。
集計期間:6月1日~6月30日
掲載プレス元:PR TIMES/@Press/バリュープレス/共同通信PRwire/ドリームニュース/Femtech Press(フェムテックプレス)への直接掲載依頼分

フェムテック・フェムケアの掲載数は先月と同じ85件。

2023年6月に掲載したフェムテック・フェムケアに関連するプレスリリース数は、5月と同じ85件でした。特に変動はなく落ち着いた月となりました。

プレスリリースに紐づけされた「登録キーワード」から検証。
「吸水ショーツ」を中心に「生理」「ヘルスケア」「美容」などのワードが上昇。

※1位フェムテック/femtech、2位フェムケアは除外しています。

キーワードの登録数をみると、「吸水ショーツ」を中心に「生理」「ヘルスケア」「美容」が上位にあり、特に「月経」に関するワードが目立ちました。多くの女性が抱えている月経時の不調やトラブルを解決するべく、様々な企業が積極的にアプローチしていることが分かります。これまでタブー視されてきた女性の健康問題が徐々に可視化された結果と言えるでしょう。

プレスリリースに紐づけされた「カテゴリ」から検証。
先月と比べて「アイテム」と「イベント」が増加。

5月と比較して、カテゴリのなかでは「アイテム」「イベント」の掲載数が増え、ついで、「食品」や「サービス」のプレスリリース数が伸びました。登録キーワード上位の「吸水ショーツ」関連の記事をはじめ、生理商品やサプリメント、美容商品など多岐に渡りました。

プレスリリースの「アクセス数」から検証。
「世界初!セルフプレジャーに特化したシャワーヘッド、ウーマナイザーとハンスグローエとの共同開発で誕生」記事がトップに。

【アクセスランキング】

■1位:アイテム
世界初!セルフプレジャーに特化したシャワーヘッド、
ウーマナイザーとハンスグローエとの共同開発で誕生
https://femtechpress.jp/10545/

■2位:その他
efe (エフェ)by KODENSHI」がテキスタイル展「ぬくもりの展示会」を開催
https://femtechpress.jp/10367/

■3位:アイテム
新感覚!ゆらぎがちなココロ・カラダをサポート!植物由来成分CBDで 【現代女性の“隠れガマン”の軽減に】「食べられる植物由来成分CBDで女性の毎日をごきげんに」Makuakeから先行発売開始 ~5月27日~7月26日 マクアケ価格はこの機会だけ~
https://femtechpress.jp/10557/

■4位:アイテム
性に悩む全ての女性にポジティブな“性の自由”を提案 セルフラブ ブランド『aib』(アイブ)誕生
https://femtechpress.jp/9941/

■5位:その他
専用骨盤底筋マシーンEMPELVI (エムペルヴィ)無料体験開始!イオンレイクタウンkazeのフェムテック専門ポップアップショップ「byAsu」にて4月1日~
※2022年11月閉店※
https://femtechpress.jp/4134/

フェムテックプレス 6月を振り返って

「女性版骨太の方針2023(女性活躍・男女共同参画の重点方針2023)」が、6月13日に発表されました。
女性の健康に関わる取り組みについては、「生涯にわたる健康への支援」のなかで、事業主健診における問診に月経困難症や更年期症状などの女性の健康に関する項目を追加と、産業保健体制の充実、生理の貧困への対応、フェムテックの利活用、生理休暇制度の普及促進、学校での健康教育の充実、女性アスリートの健康課題の解決などが盛り込まれていました。

6月掲載のプレスリリースにも、本方針に盛り込まれた取り組みを実践している企業がありました。
そのひとつが、株式会社Be-A Japanと湘南学園中学校高等学校による『生理セミナー』(https://femtechpress.jp/10921/)です。
昨年に引き続き2回目となる生理セミナーでは、Be-A Japanと高校2年生の男女14名により作られた「ジェンダーを考えるプロジェクト」メンバーが、男子生徒、女子生徒への生理への理解、性や生理にまつわる課題の解決を目指す特別学習を実施していました。

2023年の方針に「生理」「更年期」「フェムテックの利活用」といったワードが盛り込まれたことで、多様な製品やサービスの登場、フェムテック市場や女性ヘルスケア市場の活性化が期待されます。

出典元:
ウーマンズラボ「女性版骨太の方針2023」決定 フェムテック利活用、健診の問診に“更年期”を追加
https://womanslabo.com/news-women-230607-1

女性活躍・男女共同参画の重点方針2023
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/pdf/sokushin/jyuten2023_honbun.pdf

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