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女性活躍には”安心して働くことができる”職場環境が必須 「力を貸してくれない?」のひと言でムードをつくるリーダーシップ

株式会社日本デザイン

2025.05.07 17:56

株式会社日本デザイン(本社:東京都豊島区、代表取締役:大坪拓摩、以下当社 )の運営する、日本デザインスクールは、2008 年に代表大坪とスクール校長久保なつ美が共同で設立しました。現在では、業界トップを誇る全国 3,000 名を超える卒業生を輩出し事業成長を続けています。本事業を牽引するリーダーである、現役 Web デザイナー兼校長の久保なつ美が考える、女性が活躍するための“安心して働くことができる”職場環境と“ムードを醸成できる”リーダーシップについてご紹介します。

2025 年 4 月にスクール卒業生の有志メンバーにより開催された「デザスクお花見会」  質疑応答タイムの様子(左手前女性=スクール校長の久保、右手前後ろ姿=代表大坪)

近年、日本の労働力不足が深刻化する中で、日本政府は女性役員比率について 2025 年までに 19%、2030 年までに30%以上を目標に掲げるなど*1、女性活躍に注目が集まっています。これに対して、2024 年時点での女性役員比率は16.8%と目標には届いていない現状があります。また、ジェンダーギャップ指数で日本は 148 ヵ国中 118 位と G7 の中では最下位でもあることから、国や企業は女性活躍の推進が課題となっています。
このような状況において、当社には事業の立ち上げから、倒産危機の立て直しなども経験し、組織の風通しや業績向上に大きく貢献し続けている、女性リーダーのロールモデルとして活躍する久保が在籍しています。久保は、「女性活躍には “安心して働くことができる”職場環境が整っていることが大前提として必要です。その上で、女性リーダーだからこそ、会社が目指す方向に自然と社員を向かわせ、協力したくなるような空気を醸成できるムードメーカーとしての役割が重要だと考えています。」と語ります。

*1 東京証券取引所のプライム市場上場企業における女性役員比率(2023 年 12 月 25 日男女共同参画会議)

本能的に”安心して働くことができる”と感じられる環境でこそ、女性は能力を発揮できる
そして男性の能力も引き出されやすくなり、職場の雰囲気の向上にも繋がる

仕事において、男女共に“安心して働くことができる”環境整備は必要不可欠です。一方、男女の管理職意向の差に関する調査においては、管理職意向がある男性の割合は 50.5%、女性は 33.6%という結果*2 があります。このことから、女性が能力を発揮し、昇進や管理職を目指したいと思える職場環境やロールモデルは、男性が考えるものと異なることが推測できます。もちろん男女は平等であり、優劣はありません。しかしながら、生物学的に見た場合、女性には女性ホルモン、妊娠・出産・月経があり、筋肉量や皮下脂肪の割合は男性と異なっています。これにより、例えばスポーツにおいては顕著で様々な競技において、女子は男子の 70%前後の数値にとどまり、最高記録の多くは男性のものです。従って、女性ホルモンの分泌が乱れるようなトレーニングは推奨されませんし、女性特有の方法が求められます*3。

このようなことからも、「生物学的に脅かされることがなく、適正な労働時間や家事育児などの事情と両立できるような環境でこそ、根本的・本能的に女性として”安心して働くことができる”のだと考えています。加えて、適正な評価や、(男性)上司との信頼関係が構築できることが安心な環境へのエッセンスとして欠かせません。億単位を稼ぐ女性起業家の方々と話していても、実はこのような“安心して働くことができる”環境の欠落から、疲弊していることも珍しくありません。

私は、このような考えを踏まえて、代表の大坪にも”安心して働くことができる”職場の環境づくりを約束いただいているのですが、きちんと向き合っていただけている状況だなと思います。おかげさまで、当社では創業期から参画している女性講師をはじめ、12 名(全社員 26 名中)の女性社員がそれぞれの持ち味を活かしながら、活躍してくれています。すると、男性の能力も上手く引き出されて、結果的に職場全体の雰囲気が良くなっていますね。」と久保は話します。

日本デザインスクール校長 久保なつ美

*2 株式会社マイナビ 「女性管理職を増やすための職場環境と上司のサポート~2030 年の女性管理職 30%達成に向けて~」調査期間:2024 年 1 月 10 日(水)~1 月 14 日(日)、調査方法:インターネット調査、対象者:非管理職(大卒・大学院卒で正社員として働く 23-39 歳の男女、調査地域:全国、回収数:1,196 サンプル
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2024/03/83fdf50c1a3ee455648cbb910f2455c5-1.pdf


*3 日本体育大学/コンディショニングの基礎知識/女性アスリートと男性アスリートの違い
https://www.nittai.ac.jp/female_project/conditioning/chigai/41/

”孤独感”を”安心感”に変えたのは、“力を貸してくれない?”のひと言
自然と協力したくなるムードの醸成で、信頼関係を構築するリーダーシップ

このように職場にだけ“安心感”のある環境づくりを求めるのではなく、久保は、自らも“安心感”のある環境づくりに奔走してきました。かつては数字や目標達成のためにバリバリ働き、ピリピリモードが続いていた時期もありましたが、女性リーダーとして、ムードをつくり、皆を導くような役割を積極的に担うようになった久保が振り返ります。「当時、私自身、社員から怖がられ、良好な関係が築けていないという壁にぶち当たっていました。これに対して、”孤独感”を感じ、(この状況は)本当に幸せなのか?と自問してみると、自分が望む状況とはかけ離れているなと…。」

そこで久保は、社員から信頼され、良好な関係を構築していくために自分自身を変えていくことを決意。心理学やカウンセリング等も取り入れながら、リーダー像を明確に思い描き、理想に近づく努力をはじめました。
「みんなに好かれる存在、多忙でも女性らしい身なりを忘れない、個性や頼り甲斐もあるようなリーダー像を理想として目指すことにしました。そのためには、怒りや圧力で社員を導くのではなく、社員が自然と興味を持って協力したくなるように、表情、態度、言葉などを一つ一つ考えながら相手に働きかけられるように努めました。ピリピリしていた時期は、過保護な母親のように手出し口出しをしがちでしたね。

ですから、自分が変わろうと決めたことで、本当に社員との関係は改善されて行きました。例えば、ある業務に関して得意な社員がいれば、“力を貸してくれない?”と素直に任せたり、委ねたりしてみる。これによって、本人が考える時間の確保やチャンスを与えることができ、得意なことを任されたことでモチベーションの向上にも繋がります。他には、自分から伝えても内容によっては相手に受け入れてもらうのが難しいと判断した場合には、敢えて他の方から伝えてもらいます。ゴールは代わらないので、最善のルートを辿れるように積極的に他の方のお力を借りるということです。

このような取り組みは、結果的に信頼関係の構築に繋がっていますね。自分自身も好かれるようになったことで、協力が得られるようになり、気持ちが楽になりましたし、安心できるようになりました。」
自分が望む状況を手に入れた久保は、女性らしさを活かした共感や気遣いを発揮する場面、数字を追ったり事業を推進したりするパワフルさを発揮する場面、この両面をバランスよく使い分けできるようにもなったと語ります。

リーダーシップには、”楽しむ力、勇気、器”が必要不可欠
先ずは”器”を広げることが大事。そのために、何に対しても“自分次第”と考えること

リーダーシップに必要な要素は、“楽しむ力、勇気、器”の3つ。中でも、先ずは“器”を広げることが大事だと久保は話します。

「楽しむ力は、何でも面白がることで挑戦のハードルが下がり、成長や発見に繋がります。勇気のある行動ができれば、人から尊重されますし、人がついて来ます。そして、器を広げて自分のキャパシティが広がると、簡単に音を上げたり、イライラしたり、許せないということが無くなります。そのためには、相手や環境のせいにするのではなく、自分にベクトルが向く状態=“自分次第”を意識することで、改善策を探し、見つけ、器を広げることができます。みんな実は同じようなことで悩んでいたりするので、できなくて当たり前、そう思えると自然に自分にベクトルが向いて次のアクションに繋がりますね。」

今後は、事業拡大に伴い、中間管理職の育成に注力

事業の好調に伴い、組織が拡大しており、当社でも急務となっているのは中間管理職の育成です。この点について、組織の持続的な成長を見据えた視点で久保は語ります。

「中間管理職には、とても真面目な方々が多いです。だからこそ、人に任せられることが難しいケースが少なくない。でも、私自身のこれまでの経験からリーダーは、自分が楽になるように動けば良いんです。つまり、それぞれの得意な分野をどんどん任せるようにすれば、自信に繋がりますし、結果的に、それぞれが力を出し合って協力できるチームになりますね。また、中間管理職は教えることが得意でないことも少なくないので、そこは私の得意な分野として教え方を教えています。」

本デザインスクール校長 久保なつ美について

1986 年 5 月生まれ、東京都文京区出身。米系大学日本校を卒業後、米国留学を試みるもホームシックから僅か 10 日で帰国。その後、フリーター生活を経て、WEB デザイナーに転身。当社代表の大坪との出会いをきっかけに、本格的に WEB デザインの仕事を開始。26 歳の時に「株式会社日本デザイン」を共同設立、29 歳の時に「日本デザインスクール」を設立。現在は、現役 WEB デザイナーのスクール校長として、全国 3,000 名を超える卒業生を輩出。ロールモデルとしているのは、経営者・モデル・タレント・女優で活躍する紗栄子氏。

書籍:『根性なしが WEB デザイナーに憧れて』(発売日 2024/7/1、出版社 幻冬舎)
スキル0、センス0、根性なしのポンコツが WEB デザイナーに!コンビニのアルバイトすらまともにできなかった引きこもりがダメダメな自分に挑んだどん底からの挑戦と成長の軌跡

専門、得意分野(取材対応可能な分野):
・卒業生累計 3,000 名越えの実績に基づいた、受講生の多様な生き方や人生の変化についての事例
・倒産危機も乗り越えたスクール事業の成功までの軌跡
・「Edutaiment エデュテイメント(Education+Entertainment)」について
モチベーションを上げながら、楽しく学び、能力を発揮させるための久保が提唱するメソッド
(対象:人事課題を抱える企業の人事や管理職の方、教育関係者、子育て中のパパママ等)
・WEB デザイナーという職業について(仕事内容、特徴、将来性等)
・SNS を活用した実践的な web マーケティング など

株式会社日本デザインについて

株式会社日本デザインは、「生き方・働き方を幸せにし、より良い日本をデザインする」をビジョンに掲げ、2013 年に創業いたしました。メイン事業である「ゼロイチ」では、未経験から 45 日から 90 日という短期間で稼げる IT スキルを完全オンラインで提供し、ノマドワーク・在宅ワークができる副業・フリーランスの方を輩出するスクールの先駆けとなっています。個人がスキルを身につけ、職業選択の幅が広がることで、より良い日本の実現に貢献しています。

所在地 : 東京都豊島区東池袋 1-35-3 池袋センタービル 2F

設立 : 2013 年 2 月 18 日

代表取締役 : 大坪拓摩

社員数 : 26 名(2025 年 4 月時点)

事業内容 :
WEB マーケティング、WEB プロデュース、コンサルティング
WEB デザインスクー https://design-school.online/
WEB ライティングスクール https://writer-college.jp/
映像編集スクール https://movie-academy.jp/
プログラミングスクール、写真スクールなど
飲食事業 「麒麟」
https://www.instagram.com/chukasoba.kirin/
整体事業 女性向け「美容整体ラボ HANA 池袋店」
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000733190/
その他実績等: YouTube チャンネル登録:7.2 万人 Instagram フォロワー:3.7 万人
Twitter フォロワー:7,000 人
Pinterest 月間 100 万 PV 前後、自社サイト 25 万 PV

出版書籍 :
『【決定版】フリーランスビジネス大全 ゼロから月収 100 万円を達成する完全攻略ロードマップ』 大坪拓摩・著
(2025/1/14 発売 ・ 出版社 KADOKAWA)
『見るだけでデザインセンスが身につく本』 株式会社日本デザイン・著、大坪拓摩・監修
(2022/6/21 発売 ・ 出版社 SB クリエイティブ)
メディア掲載 : TOKYO MX『エンジョイスキルアップ』、TBS『新情報!7days ニュースキャスター』、TSC テレビ『必見!ヒット商品研究所~2024 ベストヒット&ロングセラーのヒミツ!~』、としまテレビ『としまニュース』、WEB 系メディア
『社長の履歴書』『『ミライのお仕事』他多数 https://japan-design.jp/category/news/

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