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<学会発表レポート>不妊治療専門「トーチクリニック」院長 市山卓彦 日本受精着床学会にて「プレコンセプションケアをフックとした早期の妊孕性理解が少子化対策の一助となる」を発表

株式会社ARCH

2024.07.16 08:00

早期の妊孕性理解・発見における「ブライダルチェック」検査の価格を2024年7月1日より改定

不妊治療専門 「torch clinic(トーチクリニック)」(住所:東京都渋谷区恵比寿4-3-14)院長 市山卓彦が、2023年7⽉28日(金)に開催された第41回 日本受精着床学会にてスポンサードシンポジウム「今知りたい、プレコンセプションケアの意義-生殖医療の質を上げることはできるのか」に登壇いたしました。
日本は生殖に関する教育を受ける機会が少なく、先進諸国の中でも妊孕性(妊娠する力や能力)についてのリテラシーが低いとされます。プレコンセプションケア(プレコン)とは、「妊娠の計画の有無に関わらず早期に妊娠や出産に関する知識を持ち、健康意識を高めること」で、国内でも推進される一方認知度は低いです。当院では広くプレコンに関心を持ってもらえるような工夫や、外来へのアクセシビリティの改善、受診後ケアを通じて妊孕性理解を促し、受診者様の行動変容、最適な選択をサポートしています。
当院では開院当初より、プレコンの一環としてブライダルチェックに力を入れて参りました。開院から2年が経過し、本年7月1日より、受診者様ごとの背景により適するようブライダルチェックメニューを再構成いたしました。

日本受精着床学会とは

日本受精着床学会は、受精及び着床に関する学術活動を推進して、生殖医療・生殖科学の発展に寄与し、人類の幸福に貢献することを目的とし、学術集会の開催各種の学術的調査及び研究、関連学術団体との連絡、提携、協賛及び後援等の事業を行う一般社団法人です。国内の生殖領域において権威のある学会のひとつです。

(参考 : http://www.jsfi.jp/about/aboutus.html)



2023年7月に行われた第41回の開催テーマは「ART2023変わらぬ路(みち)と新たなる歩み-保険診療のステージへ-」と題し、これまでの経験を踏まえて、新たな研究や臨床を構築していくという理念の基に決定されました。2022年の不妊治療の保険適用後、患者・医療者の双方に様々な困惑があった中、時間の経過とともに診療も徐々に効率的になり、不妊治療に係る各クリニックの様々な工夫や今後の課題について、基礎研究や臨床等も踏まえて、各医療者が演題を発表いたしました。
(参考: http://jsfi41.umin.jp/greeting/index.html)

プレコンセプションケアの意義と認知

「プレコンセプションケア」とは、「妊娠の計画の有無に関わらず早期に妊娠や出産に関する知識を持ち、自分とそのパートナーの健康意識を高めること」です。「プレコンセプションケアの意義」及び「生殖医療の質を上げることはできるのか」を問う本シンポジウムにおいて、我々はこの意義を「ケアをフックとした患者への妊孕性教育」及び、医療行動経済学において、「肘で軽くつつく」と表現される「ナッジ(Nudge)」を効かせること、更に我々のような不妊治療専門施設において、「ナッジを効かせることで、受診者に対する適切な妊孕性教育を行い、治療年齢の若年化を通じて、生殖補助医療技術(ART : Assisted Reproductive Technology)の成績および周産期アウトカムが上がる」と考えました。

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情報提供元:PR TIMES

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