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「”甘いもの依存”の背景に潜む血糖変動とインスリン分泌のタイミング ―隠れ低血糖と不調の関連を5時間糖負荷検査で解明― 」

医療法人回生會みぞぐちクリニック

2025.05.27 10:49

現代人の“甘いもの依存”に潜む血糖の落とし穴を科学が解明
血糖値の変動と不調との関係が、改めて注目を集めています。みぞぐちクリニックと福島県立医科大学医学部疫学講座の研究チームは、原因不明の「動悸」「手足のしびれ」「ふらつき」「強い眠気」「倦怠感」などの不定愁訴に悩む139人を対象に、5時間にわたる糖負荷検査を実施。血糖値とインスリン分泌のタイミング、そして自覚症状との関連を詳細に調べた結果、血糖値の低下(特に食後4〜5時間)と共に多くの不調が出現することが明らかになりました。

とくに、自律神経症状(動悸、冷や汗、不安感、ふるえ、空腹感、ぴりぴりするなど)はインスリンが早期に大量分泌されるグループで高頻度に出現。これは、現代人に広く見られる「甘いもの依存」と同様のメカニズム、すなわち**急激な血糖値上昇(血糖スパイク)とその後の反動的な低血糖(隠れ低血糖)**が引き金となっている可能性を示唆しています。

糖質過多な現代の食事と“血糖のジェットコースター”
私たちの食生活は、ご飯やパン、甘いお菓子・飲料など糖質に富んだ食品であふれています。これらを一気に摂取すると、血糖値が急上昇し、それに応じて膵臓からインスリンが大量に分泌されます。しかしその後、今度は血糖が一気に下がりすぎ、脳にとって必要なエネルギーであるブドウ糖が不足する状態、「隠れ低血糖」が発生します。
この状態では、アドレナリンなどのストレスホルモンが放出され、不安感やイライラ、眠気、動悸などの多彩な症状が引き起こされます。**「甘いものが切れると不調になる」**という現代人の多くが経験する感覚は、こうした血糖の急変動が背景にあると考えられます。

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情報提供元:PR TIMES

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