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日本の“マスターベーション・ギャップ指数”、世界 8 カ国で最下位に ウーマナイザーが最新調査を発表
Lovehoney Group
2025.05.12 10:03
5 月は「マスターベーション月間(Masturbation May)」とされており、自身の性やプレジャー(快感)への理解を深める機会として、世界的に注目が集まっています。この機会に、マスターベーション(自慰行為またはセルフプレジャー)に対する社会的・文化的意識を見つめ直す動きが広がっています。
ドイツ発のセルフプレジャーブランド「Womanizer(ウーマナイザー)」は、日本を含む世界 8 カ国の18 歳~65 歳の成人男女 8,000 人を対象に実施した「世界のマスターベーション・ギャップ調査」の結果を発表しました。2023 年に実施した前回調査に続き、今回も男性の方が女性より平均してマスターベーションを行う頻度が高く、今なお” マスターベーション・ギャップ” が大きく存在していることが明らかになりました。
マスターベーション・ギャップとは?
マスターベーション・ギャップとは、マスターベーションにおける男女間の格差を可視化するための指標です。この考え方は、世界経済フォーラムが発表している「ジェンダー・ギャップ指数」に着想を得たものであり、ウーマナイザーでは、週に複数回セルフプレジャーを行う女性の割合を、男性の割合で割った数値をもとにマスターベーション・ギャップ指数を算出しています。指数が 1 に近いほど、男女間のマスターベーション頻度に差がないことを意味し、0 に近づくほど格差が大きいことを示します。
※本調査では、「週に複数回セルフプレジャーを行うかどうか」という基準を設けることで、単発的な行動ではなく習慣的な行動差を明確に捉え、社会的・文化的なジェンダー格差をより精緻に可視化しています。
世界で見る、マスターベーション・ギャップ
2023 年に実施された前回調査に続き、今回も男性の方が女性よりも平均してマスターベーションを行う頻度が高い傾向が続いていることが明らかになりました。週に複数回(1 回以上)マスターベーションを行う割合は、男性が 30%、女性が 15.5%にとどまり、世界全体の平均マスターベーション・ギャップ指数は 0. 52 という結果になりました。一方で、マスターベーションをまったく行わないと回答した女性の割合は 24.4%にのぼり、男性(10.1%)の 2 倍以上に達しています。
国別の比較においても顕著な違いが見受けられ、スペイン(21.9%)、カナダ(18.8%)、アメリカ(17.6%)の女性は週に複数回マスターベーションを行う割合が比較的高い一方で、日本の女性はわずか8.5%にとどまり、マスターベーションをまったく行わない割合は 36%と、調査対象国の中で最も高い傾向が見られました。その結果、日本男女のマスターベーション・ギャップ指数は 0.27 と、8 カ国中最も低く、大きな開きが確認されました。また、アメリカはマスターベーション・ギャップ指数が 0.65 と最も高く、8 カ国の中で男女間の差が最も小さいことがわかりました。さらに、すべての国において男性の方が女性よりもマスターベーションの頻度が高く、特にスペイン(35%)、カナダ(30.5%)、ドイツ(31.5%)でその傾向がより顕著に見られました。
週に複数回マスターベーションを行う割合に基づく、各国別マスターベーション・ギャップ指数を算出した結果
性欲レベルにも男女差が
こうした違いは、性欲レベルにも明確に表れています。8,000 人の男女に自身の性欲レベルを自己申告してもらったところ、すべての国において女性の平均性欲レベルは男性よりも低い傾向が見られました。
特に日本ではその差が顕著で、性欲を「高い」または「非常に高い」と自己評価した女性はわずか 9.6%にとどまり、男性(31.2%)と比べて大きな開きが確認されました。また、日本の女性の 49.2%が自身の性欲を「低い」または「非常に低い」と評価しており、これは調査対象国の中で最も高い割合となっています。一方、スペイン(49.2%)、アメリカ(37%)、ドイツ(32.3%)の女性たちは、性欲を「高い」または「非常に高い」と自己評価する割合が比較的高く、それぞれ週に複数回マスターベーションを行う割合も高い傾向が見られました。これにより、性欲レベルとマスターベーションの頻度には相関関係があることが示唆されています。
セックストイ所有率とマスターベーションの関係
今回の調査では、セックストイの所有率とマスターベーションの頻度の間に明確な関連性が見られました。特に女性においては、セックストイの所有率が高い国ほど、マスターベーションの頻度も高い傾向が示されています。たとえば、スペインやドイツでは、セックストイを所有している女性ほど週に複数回マスターベーションを行う割合が高くなっていました。一方、日本では女性の 85%がトイを所有しておらず、さらにマスターベーションをまったく行わない割合が 36%と、8 カ国の中で最も高い結果となりました。
プレジャーエクイティ推進に向けて
ウーマナイザーは、すべての人が罪悪感やプレッシャーから解放され、自由に自身の性と向き合える世界の実現を目指しています。「Pleasure Equity (プレジャーエクイティ)」とは、性別・年齢・文化的背景に関係なく、誰もが性を楽しむ権利を持つべきという考え方です。
ウーマナイザー広報責任者 Verena Singmann(ヴェレナ・ジングマン)コメント:
「マスターベーションは、ストレスの軽減や睡眠の質の向上、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンやエンドルフィンの分泌など、心身に多くのメリットをもたらします。男女のマスターベーション・ギャップを埋めることは、単に数字を合わせることではありません。性別・年齢・文化的背景関係なく、誰もが安心して自身の性と向き合い、探求できる世界を築くことにつながります。ウーマナイザーは、今後も製品開発のみならず、“性”に関する正しい情報発信、教育、オープンな対話を通じて、プレジャーエクイティの実現を推進していきます。」
調査概要
•実施時期:2025 年 2 月
• 調査対象国:日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、スペイン、ドイツ 、フランスの 8 カ国
• 調査対象:18 歳~65 歳の成人男女
• サンプル数:8,000 人(各国 1,000 名ずつ)
• 調査方法:オンラインアンケート
• 調査実施機関:appinio の協力のもと、ウーマナイザーが実施
Womanizer(ウーマナイザー)について
女性のセクシャルウェルネスに寄り添うドイツ発のセルフプレジャーブランド。2014 年、ブランド独自の 吸引 技術「Pleasure Air Technology(プレジャー エアー テクノロジー)」を開発し、吸引トイのパイオニアとして誕生しました。ウーマナイザーは、女性が安心して自身の性と自由に向き合える世界の実現を目指しています。2024 年 11 月には、渡辺直美さんとのコラボレーションアイテムを日本、アメ リカ、台湾、香港で 発売。ウーマナイザーは、We-Vibe や Arcwave と同様に、Lovehoney Group のブランドです。
https://womanizer.com/jp
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