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【フェムテックプレス編集部/フェムテックはじめます】
フェムテック(Femtech)とは?

フェムテックプレス編集部

2023.04.21 15:00

「もっと知りたい広めたい」を合言葉に、まずは知っておきたい、いま知りたいフェムテック・フェムケアにまつわることばを紹介します。

ひとつでも、しんどい。
女性特有のからだとこころの悩み。

多くの女性が悩んでいるからだの不調。その原因は、女性ホルモンのゆらぎにありました。

女性ホルモンは、女性の成長や美容に深く関わっているホルモンで、その分泌量の変動により、分泌量が増え始める思春期と減り始める更年期前後は、とくに心身のバランスを崩しやすいといわれています。
女性ホルモンのゆらぎや過度のストレス、不規則な生活習慣などによって引き起こされるからだの不調。この影響は、経済的な問題にも発展しているのです。

女性特有の不調がもたらす経済的な問題。

女性ホルモンのゆらぎにより、仕事のパフォーマンスもゆらぎ続けていました。

女性の社会進出が進み、ライフスタイルは多様化するも、生物学的な女性のからだの機能(生理、妊娠、更年期など)は、今も昔も変わることはありません。
そのため、日々ライフステージごとに直面する女性ホルモンのゆらぎによる不調は、働く女性の仕事のパフォーマンスやキャリアにも影響を与えています。

見過ごしてきた女性特有の不調は、経済損失にもつながっていたのです。

少子高齢化による労働力不足や従業員の高齢化により、これまでタブー視されてきた、女性の健康課題や問題を可視化。
また、健康について理解が深い人の方が、仕事のパフォーマンスが高いとの研究結果もあり、女性が働きやすい社会環境の整備を進めることが、企業の業績向上に結びつくと考えられ、企業や社会全体でサポートする流れが生まれました。

※1、3 参照:健康経営における女性の健康の取り組みについて ― 経済産業省(2019)
※2 参照:働く女性の健康増進調査 ― 日本医療政策機構(2016)

日本では、これらの問題を解決するための
新しい産業として「フェムテック(Femtech)」が誕生。

女性を表す(Female)と技術(Technology)を掛け合わせた造語で、
女性特有の健康課題をテクノロジーを用いて解決・解消する製品やサービスを指します。

一般的には、生理、妊娠、更年期など女性特有の健康問題を解決するためのテクノロジーを用いたプロダクト・サービス。
フェムケア(FemCare)は、女性の(Feminine)とケア(Care)の造語で、デジタルデバイスでないプロダクト・サービスのことを指しています。

フェムテックはこれら6つのカテゴリーが代表的です。

世界のフェムテック市場は、2025年までに5兆円規模※ に成長すると予測されています。

女性のライフステージにおける「生理・月経」「妊活・妊よう性」「妊娠期・産後」「プレ更年期・更年期」など、女性特有の課題解決のプロダクトやサービスは、技術革新やサービスの拡大により、経済効果はさらに大きく伸長することが見込まれます。
また、全世界38億人の女性の健康解決につながると試算すれば、それ以上の成長が期待できます。

※参照:経済産業省経済産業政策局 経済社会政策室「フェムテックに関する経済産業省の取組~フェムテックで企業が変わる、社会が変わる~」(令和3年10月22日「京MED」キックオフセミナー資料より)

「民間企業と国」が多様化する働き方・生き方をフェムテックでサポート。

2020年は日本の「フェムテック元年」といわれ、スタートアップ企業、大手企業の参入をはじめ、政府もフェムテック推進への取り組みを宣言したことにより、フェムテック市場が盛り上がりました。
企業だけではなく、自治体や国が一緒に解決を目指すフェムテック産業は、2025年には経済効果が2兆円規模※にまで拡大すると予測されています。

※参照:経済産業省 働き方、暮らし方の変化のあり方が将来の日本に与える効果と課題に関する調査報告書(2021年)

SDGsのゴール達成にも貢献でき、性差に関係なく、健康的に働ける未来へ。

フェムテックの活用は、SDGsの目標達成にも大きく貢献すると考えられています。
女性特有の健康課題を解決することで、社会での「ジェンダーギャップ」の解消につながり、「女性のエンパワーメント」に大きな活力をもたらすとの考えのもと、重要視されています。

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