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第23回日本再生医療学会総会にて「月経血幹細胞静注投与:細胞数による治療効果の差」を報告しました。
神宮外苑 Woman Life Clinic
2024.11.26 18:18
神宮外苑ウーマンライフクリニック(所在地:東京都渋谷区、院長:伊沢博美)は、第23回日本再生医療学会総会*1にて、「月経血幹細胞静注投与:細胞数による治療効果の差」を報告しました。
更年期は閉経の前後 5年の合計 10 年間とされている。更年期症状は、顔のほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)・発汗・足腰の冷え・動悸等の血管運動神経系症状、不眠・イライラ・不安感・抑うつ・頭痛・めまい等の精神・神経系症状、易疲労感・肩こり・腰痛・関節痛等の運動・神経系症状から構成されている。間葉系幹細胞の静脈投与はこれらの更年期症候群に対する治療として有望な選択肢の1つであり、国内では複数の診療機関で第2種再生医療として治療が提供されている。この報告は第22回日本再生医療学会総会での報告に引き続き、更年期症候群に対する月経血幹細胞の治療効果における細胞数および反復投与に関する初めての報告である。
月経血幹細胞治療を初回治療後6か月時点のSMI*2を追跡。エストロゲンと最も関係していることが示されている「血管運動神経系症状」に関連した指数(SMI:質問1-4)及び、日本人に多い「精神・神経系症状」(SMI:質問5-8)、「運動・神経系症状」(SMI:質問9-10)すべてで改善傾向がみられた。月経血幹細胞3x10^7cell/回を経静脈的に1-3回反復投与でも、前回報告の1x10^8cell/回を単回投与でも同じ傾向が得られ間葉系幹細胞の経静脈投与の副作用として知られる肺塞栓症を防ぐ観点からも、1回あたりの投与細胞数を減らし、月経血幹細胞の反復投与を行う方法は、更年期症候群の有望な治療法であることを報告した。
神宮外苑ウーマンライフクリニックは再生医療等の安全性の確保等に関する法律(平成二十五年法律第八十五号)に基づき、2020年8月より日本で初めて『卵巣機能低下に対する自家月経血由来幹細胞の静脈投与』を行っている。
普段は少し負担に感じる生理ですが、生理の血の中には多くの幹細胞が含まれています。これを体外で培養し、体内に戻すことによって、女性のライフステージで起こる様々な症状(不妊・更年期・アンチエイジング)を改善する治療です。一般的な幹細胞治療に比べ、生理の血を月経カップで受け止めることで得られるため、手術が必要ない、傷が残らない体にやさしい幹細胞です。女性しか得られない、女性の特有細胞が、女性ならではの症状を改善します。
*1 第23回日本再生医療学会総会
https://www.congre.co.jp/jsrm2024/
*2 SMI簡略更年期指数(Simplified Menopausal Index: SMI)
神宮外苑ウーマンライフクリニック
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-39-5 Qiz青山2F
銀座線「外苑前駅」3番出口より徒歩5分。
診療時間:月火水木金土9:30~13:00 14:30~17:30(水・木 午前不定休)
Tel 03-6432-9385 / mail reception@woman-life-clinic.com
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