【イベントレポート】腟の健康を語るのは「怖くない、恥ずかしくない」

株式会社TENGA（東京都中央区/代表取締役社長 松本光⼀）が展開する、フェムケアブランド「iroha」は、2025年3月18日（火) に、女性のセクシャルヘルスケアをサポートする新ブランド「iroha Healthcare(イロハ ヘルスケア)」の誕生を記念し、都内で「腟の健康を守る大切さ」をテーマにトークイベントを開催した。

株式会社TENGA iroha事業部 ブランドマネージャー 真仲潤よりirohaの歩みとともに新ブランド「iroha Healthcare」含むirohaの３ブランドの持つ意味についてプレゼンテーションを実施。

「iroha Healthcareが加わり3つのブランドラインとなったirohaは、包括的にセクシャルウェルネスを支えるために、より女性に寄り添い、豊かな人生を支えるための『フェムケアブランド』として、女性の心地よい日々をサポートしていきます」と述べた。

irohaアンバサダーの水原希子さん、芸人の友近さん、女性医療のスペシャリストで泌尿器科医の関口由紀先生がゲストとして登壇。女性にとって大切な場所である腟や骨盤底筋について、それぞれの悩みや疑問を医師に投げかけながら語り合った。

そんな骨盤底筋を鍛える方法をステージ上で実践。まずは全身を脱力させ、肛門・腟・尿道を上に持ち上げるようなイメージで動かすのが良いという。水原さんと友近さんは目を瞑りながら集中して挑んでみるも「感覚としてはわかるけれど…難しい！」（水原）と慣れない筋トレに苦戦しているようだった。

この骨盤底筋に関して、水原さんと友近さんは事前にエコー検査を実施。ステージ上でその際のエコー動画が公開された。水原さんは「緊張していて上手く動かせなかったです。先生から『動かして』と言われて呼吸と同時にやってしまったので…。どれくらい全身の力を抜いてリラックスして出来るか。私のフルのポテンシャルがここで出せなかったのが悔しいです！」と照れ笑いしつつ「正直、自信はあったんです…！コツを掴んでもっと骨盤底筋を上手く使えるようになりたい！引き続き頑張ります！」と健康意識も上がった様子だった。これに関口先生からは「iroha公式アンバサダーですからね！頑張って！」とのエールが送られた。

一方、関口先生がその動きに太鼓判を押したのが友近さん。「友近さんは上手に骨盤底筋を動かせている。あとは持続時間が課題」と言われ、「自分のエコー動画を見て意外と元気なんだと驚きました。普段から体を動かす仕事が多いので自然とそうなったのかな？」と自分の体の新たな発見に新鮮な表情だった。

また意識的に行っているセルフケアについて水原さんは「保湿をしたり、腟専用のソープを使用したり。清潔に保つことを意識しています。全種類のiroha INTIMATE CARE（インティメート ケア）のソープを使用して、色々な香りを毎日楽しんでいます。腟マッサージのコツはまだ掴めず自分には難しかったけれど、感覚を掴むためにも続けていきたいです」とニッコリ。骨盤底筋がしっかりしている友近さんは「蒸れてカビが生えるのではないかと心配！」と笑わせると、関口先生は「哺乳類の生殖は濡れていないと出来ませんから、湿っているのが正常です」と褒められていた。

さらに水原さんは、気軽に自分の腟の健康をチェックする事の重要性に触れながら「私の母が3、4年前に子宮脱になって、それをきっかけに母から腟トレーニングが大事だと言われました。その時に初めて母親と腟に関する健康の話をすることが出来ました。もっと前に親子で健康の一つの会話として出来ていれば、子宮脱になる前からトレーニングが出来ていたのではないかなと。私も頑張ってトレーニングをしたいと思います」と実感を込めていた。

デリケートな雰囲気になりがちな話題ながらも、和気あいあいとオープンな空気で進んだこの日のトークイベント。最後にiroha公式アンバサダーの水原さんは「運動をしたり、デートでドキドキして女性ホルモンを活性化したり、総合的な部分で健康であることの大切さを感じました。このような内容の会話に恥ずかしさを感じてしまいがちだけれど、私の母が子宮脱を通して気づきを与えてくれたように、一人で抱え込まず、今日のトークイベントで学んだことを友達や家族に共有して、みんなで楽しく健康的な人生を過ごしていければと思います」と呼び掛けていた。

友近さんは「腟を怖いもの、勇気がいるものと思ってしまいがちですが、そうではないと先生に教わって、確かにそうだなと。メディアでもそういう発言しちゃいけないのかしらと思わないようにします。勇気を持って、質問したり人と話したりすることが大切なんだと、皆さんにも日頃の生活で意識していただければなと思います」と感想を述べた。