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「しあわせは、ちいさなセルフケアから」——新百合ヶ丘にフェムケアの新拠点「sellflove(セルフローブ)」がリニューアルオープン
sellflove
2025.09.24 12:00
自分を大切にすることを、もっと日常に

「フェムケアをいかに日常に取り入れてもらえるかが大事。まずは共感していただき、興味を持っていただけたらと思っています」(事業開発部・織田さん)
2025年9月11日、新百合ヶ丘駅前の商業施設「新百合丘オーパ」2階に、女性のセルフケアアイテムを集めたショップ 「sellflove(セルフローブ)」 がリニューアルオープンしました。
コンセプトは「しあわせは、ちいさなセルフケアから」。
フェムケアは特別なものではなく、毎日のスキンケアやボディケアと同じように、自分の体をいたわる大切な習慣です。日々の生活に取り入れることで、より快適で健やかな毎日を送れる——そのメッセージを店全体で体現しています。
セルフラブを意識した、体と心を横断する売り場設計
テーマでもある「セルフラブ(自分を大切にすること)」や「自分の時間を大切にしてほしい」という願いは、厳選された商品からも伝わってきます。
前身の店舗ではフェムケア商品だけを展開していましたが、「生活必需品を買いに来たお客様が近づきにくい」という課題がありました。
そこでsellfloveは、あえてフェムケアを「主役」にせず、腸活フードやインナーケア、デオドラント、ファッションといったカテゴリーを横断的に展開。さらに趣味系アイテムも取り入れ、体の外側・内側・心の3つの側面からケアできる売り場へと進化しています。

「日常のルーティンに入れてもらうことが一番大切。『気づいたら手に取っていた』というくらい自然なスタンスを意識しています」(織田さん)
フェムケア商品を「並べるだけ」で終わらない、信頼できるパートナーとの共創

「ただ商品を並べるだけではなく、商品の良さをメーカー自身が直接伝えられるような関係を築けるブランドと一緒に歩んでいきたいです」(織田さん)
sellfloveの棚づくりを支えているのは、フェムケア市場をこれまでけん引してきたブランドとのパートナーシップです。代表的なブランドには「ラブピースクラブ」や「Mellow.」などがあります。
さらに、フェムケアアイテムだけでなく、ボディケア製品や、数本の髪からミネラル成分をチェックできる毛髪検査キット、デリケートゾーンに使えるデオドラント製品なども展開。
フェムケアにとどまらず、「自分の体を知る」「心地よくケアする」といった広いヘルスケアの視点からアイテムを揃えているのが特徴です。

販売は“セルフ”にしない。対話と学びを届ける場所へ
「フェムケアはセルフケアではあるけれど、販売は『セルフ』にできないカテゴリー」(織田さん)
この考えのもと、sellfloveでは知識と対話を大切にしています。スタッフは全員女性で構成され、各メーカーから直接レクチャーを受け、日々知識を深めています。
さらに、フェムケアエリアにあるテーブルはコミュニケーションスペースとして活用予定。メーカー担当者による説明会や小規模イベントも開催し、お客様が安心して学べる場をつくっていきます。
単なる販売の場にとどまらず、「学びのある売り場」へと広がっていく——それがsellfloveの目指す姿です。
オープンはスタート地点。共に棚を育てるパートナーを募集
9月末にはOPAでのイベントに合わせ、新たな展開も予定されており、今後もさらなる成長を続けていきます。
「sellfloveは、ただ商品を売る場所ではなく、ブランドと顧客と共に学び、成長していく共創のプラットフォームを目指しています。まだ完璧な棚ではありませんが、これからも一緒に育ててくださるメーカーさんと出会いたいです」(織田さん)
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編集部より
sellfloveの挑戦は、単なる店舗リニューアルにとどまりません。
フェムケアを「特別な棚」に閉じ込めず、生活導線に自然に組み込むことで、これまで一部の層に限られていた購買体験の幅を広げています。
これは、拡大を続けるフェムケア市場において「どうすれば生活者にとって身近で心地よい選択肢になれるか」を示す実証の場とも言えるでしょう。
また、メーカーと協力して「学びのある売り場」を育てていく取り組みは、単なる商品販売にとどまらず、ブランドと生活者をつなぐ場づくりへと発展し、従来の小売を超えた新しい共創型のプラットフォームの形だと言えるでしょう。
さらに、この動きが新百合ヶ丘で生まれたということも見逃せません。学生から子育て世代まで、幅広い世代の人々が行き交うこの街だからこそ、「自分で試す → 良ければ大切な人に贈る」という自然な循環が育ちやすいのです。
今後、こうした動きが全国に広がれば、フェムケア市場の裾野はさらに広がり、生活者のQOL向上にもつながるのではないでしょうか。
フェムケア関連企業の皆さま、新百合ヶ丘から広がる新たな取り組みに、ぜひご参画ください。
sellflove(セルフローブ)公式Instagram
Text:菅野由美香(フェムテックプレス編集部 編集長)
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