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福岡から在宅で活躍するママアナウンサー 猪崎 新奈(いざき にいな)
~「働きたいけど、働けない」と悩んでいる結婚・出産後の女性たちへ~

株式会社トークナビ

2023.06.06 17:43

 パート主婦の「年収の壁」をめぐり国会でも議論が行われるなど、結婚した女性の働き方が見直されています。女性活躍の一方で、第1子出産を機に離職する女性はいまだに34.7%(正社員19.5%、非正社員55.4%)(2021年※)に上っています。再就職を考える際、「働く時間・場所」を優先して、「自分のキャリアの希望」は諦めてしまう人も少なくありません。

数年前には想像もしていなかった働き方をする猪崎

 2015年に創業し、コロナ禍前からオンラインによる在宅勤務を進める株式会社トークナビでは、結婚や出産などで離職した女性アナウンサーが「キャリアも、育児も」希望を叶えられるような働き方を実現。5年で全国各地に女子アナを70名抱える、類を見ないユニークな企業に成長しました。

 福岡から在宅で活躍する、トークナビのママアナウンサー猪崎新奈についてご紹介します。

※女性の第一子出産離職率
出典:リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」

株式会社トークナビ 猪崎新奈 幼稚園ママ時代にフリーアナウンサーの道へ

 トークナビで研修講師人事として働く猪崎新奈は、大学在学中にラジオ番組のオーディションに合格し、RKK熊本放送でパーソナリティとしてデビュー。ラジオをメインに活躍してきました。

 結婚・2児の出産などで専業主婦として5年過ごした後、幼稚園ママ時代にナレーションや司会の仕事を再開しました。しかし、常時、仕事があるわけではありません。また、司会は土日の仕事も多く、子どもと過ごす時間を削ることに葛藤がありました。「“声”の仕事でもっと社会と関わりたい」「今は子育てを優先したい」という2つの想いに揺れていた頃、トークナビに出会います。

 2019年の入社後は週に1-2日程度、アナウンサーの取材スキルを活かし、中小企業の広報活動を代行する広報アナウンサーとして仕事を始めました。さらに、子どもの成長に合わせて働く時間帯を調整しながら、オンライン研修講師としても仕事の幅を広げていきました。
 トークナビでは入社時のオンライン研修や月1~2回の全社ミーティング参加のほかは、1人ひとり相談して働く時間を決めるため、育児中でも無理なく続けられます。

 「自分のキャリアや社会との関わりを求めるなら、子どもと離れて毎日がっつり働くしかないのかと思っていた」という猪崎は、子どもとの生活は大きく変えないまま、キャリアを続けるという、数年前には想像もしていなかった働き方をしています。

リモートワーク組織へ飛び込んで感じた「近未来」 !

 猪崎の働き方を支えたのが、オンラインによる在宅勤務です。

 このほど、厚生労働省は3歳までの子どもがいる社員がオンラインで在宅勤務できる仕組みを企業の努力義務とする方針を固めました(※)。トークナビではこうした政府の動きや多くの企業に先立ち、コロナ禍前から全国どこからでも在宅で仕事ができる環境を整え、2020年2月には「完全リモートワーク」を実現しました。
(※)2023年5月16日日経電子版記事

 専業主婦からリモートワーク組織での仕事に飛び込んだ猪崎は当初、「会ったこともない人と働くなんて…」「急に近未来に来たみたい…」と戸惑いました。しかし、Zoom画面に10人以上並ぶ同僚の姿を見て、徐々に「同志」としての一体感を感じるようになります。

トークナビのZOOM会議の様子

 トークナビで働く女性の約7割はママアナウンサーです。「目指す方向性も、両立の悩みもみんな同じ。一歩先を行くメンバーを見て、目標ができた」と言います。

 仕事は福岡の自宅で1人パソコンに向かって行いますが、孤独感はありません。「社内で実際に会ったことがあるのは2人くらいですが、勤務はもう4年目。全国どこに住んでいても、人とつながり、同じスピードで走っていけることに、やりがいを感じています」。

「小 1 の壁」の心配もなし!在宅仕事ならではの悩みも

仕事を終えると、学校から帰宅した子どもたちの話を聞く

 子育てでは「学校から帰ってきた子どもを『お帰り』と出迎えられるのが理想だった」という猪崎。仕事をしながら、その理想が叶う今の環境は「120点。いや300点くらいです」と満足しています。子どもたちは小3、小1になりましたが、世間で言われる「小1の壁」(※)も感じなかったと言います。

(※)保育所に比べて学童保育の開所時間が短い、帰宅後に宿題を見る必要がある等から、子の小学校入学を機に育児と仕事の両立が難しくなること

 一方で、在宅仕事ならではの悩みもあります。研修講師の仕事は平日昼夜問わず入ることです。そこで、欠かせないのが、家族の協力です。

 研修講師の仕事が学校の下校時間に重なるとき、子どもたちは自分で鍵を開けて家に入ります。仕事部屋から聞こえる発声練習の声などで「ママはお家で仕事の時間」と自然と感じ取り、リビングで本を読んだりして待ちます。研修が夜にある時には、夕食を早めます。夫が在宅勤務をして夕方以降の家事をしてくれることもあります。このように、猪崎の家庭では「お家で仕事をするママ」の姿が生活の一部となり、家族の協力体制ができあがっています。

「トークナビ」で広がった講師業という新たなキャリア

 実は猪崎はもともと「講師の仕事は自分には向いていない」と考えていました。しかし、トークナビでチャレンジしたところ、大きなやりがいを感じました。現在は企業のみならず、小学生向けのオンライン話し方教室でも講師を務めています。「たとえ数時間であっても、参加者の成長が感じられるのが喜び。これからも、講師としての仕事を頑張りたい」と意欲を語ります。

 子育てを優先する働き方の中でも、トークナビという組織で働くことで、新たなキャリアを広げることができたのです。

「道は1つじゃない」。ライフスタイルに合わせて仕事をDIYしていく時代に

 女性アナウンサーに限らず、結婚や出産で離職した後、仕事と育児のはざまで悩む女性は多数います。

 その1人でもあった猪崎が、今感じているのは「道は1つじゃない」ということ。「これからは、会社に合わせるのではなく、ライフステージに合わせてその都度DIYのように働き方の形態を変えていって良い時代だと思います」と語ります。

 ある民間調査では主婦が仕事探しで困っていることの1位は「希望の就業条件で働ける求人に出会えない(69.5%)、2位は「希望の職種で働ける求人に出会えない」(36.9%)でした。「働きたいけど働けない」女性が多いことがうかがえます。(※)
(※)2021年11月発表しゅふJOBアンケートより

 人手不足が社会課題となる中で、トークナビではこれからも柔軟な働き方を通して「働きたいけど働けない」潜在アナウンサーの活躍の場をつくります。また、女子アナがライフステージに合わせて生き生きと働く姿を発信することで、社会に「女性が生き生きと働ける環境」のモデルケースを示していきます。

70名の女子アナが在籍!随時取材・ご依頼をお受けします

 株式会社トークナビには、契約社員も含む70名の女子アナが在籍しています。70名の働き方と仕事量はライフステージや環境に合わせてそれぞれで、誰一人として同じ働き方をしていません。トークナビでは代表取締役の樋田かおりの他、ママアナウンサーや異業種から転身したアナウンサーら、さまざまな背景を持つ女子アナたちへの取材やご依頼を随時お受けしています。ご依頼は、以下広報までお気軽にお問い合わせください。

【会社概要】
名称:株式会社トークナビ
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-2-3 渋谷フクラス17F
代表取締役:樋田かおり
事業内容:広報代行事業/研修事業・講演会・セミナー企画、運営/司会者キャスティング事業/人材コンサルティング
URL:https://talknavi.co.jp/

【今回紹介した社員】
株式会社トークナビ 猪崎 新奈 Niina Izaki

生年月日:1982年10月11日
出身地:熊本県山鹿市
現職:女子アナ人事室 研修講師
経歴:元KBC 九州朝日放送パーソナリティ、元RKK 熊本放送パーソナリティ、元ケーブルステーション福岡リポーター
家族:夫、子ども2人の4人家族。家族で「ドラマ」や「アニメ」を全員そろって見ることが楽しみ。好きなアニメは「鬼滅の刃」。「この声優さんはあのアニメの声もしている人だよ」と話していると、子どもが声に敏感になり、CMやTVのナレーションを聞いただけで、「これってあのキャラクターの人だよね」と気づくように!

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